HSMS シミュレーター
HSMS 対応製品:HSMSSimV2
ソフトウェア製品概要
- 通信インターフェースHSMS-SS、SECS-Iをサポート
- 通信シナリオのシミュレーション
- リアルタイムで通信ログ表示
特徴
- 通信インターフェース
- HSMS-SS(TCP/IP)、及びSECS-I(RS-232C)のインターフェースを実装
- SECS-IIのSECSメッセージをSML形式(*1)で定義可能
(*1):SECS Message Language 形式
- メッセージ送受信機能
- 定義したSECSメッセージを手動で送信可能
- メッセージの自動応答に対応
- アボートメッセージ(SxF0)の自動応答も可能
- 送信メッセージの内容をファイルから取り出し可能
- メッセージ内に外部ファイル名を記載することでアイテムとして送信可能
- シナリオ機能
- シナリオ機能により通信シナリオのシミュレーションが可能
- 受信したメッセージ内アイテムを送信メッセージに設定可能
- シナリオでメッセージ送信する前にメッセージ内アイテムの値変更が可能
- 自動運転のシナリオを作成することで、ホストや装置の連続運転試験が可能
- デバッグ機能を用意
- 定義されたシナリオに対してBreakPoint設定
- ステップ実行や変数Read-Writeが可能
- ログ機能
- リアルタイムで通信ログの確認が可能
- 通信ログはBinary形式、SML形式での表示に対応
- 日付単位でSML形式の通信ログをテキストファイルに出力
出力した通信ログは、HOST側の受け入れ試験や装置の出荷前試験などのエビデンスとして利用可能です。
使用例
- HOST側シミュレーション
- レシピ選択やプロセス開始指示(S2F41)を手動/自動送信
- 装置イベントメッセージ(S6F11)の内容からCarrierIDを取得し、検証完了メッセージ(S3F17)にCarrierIDをセットして送信 等
- 装置側シミュレーション
- 材料搬入→加工→材料搬出の流れをシナリオ定義によりシミュレート
- CarrierIDや処理結果等を編集して送信
- HOSTからプロセス開始指示を受け、加工プロセス開始シナリオを開始 等